カバードプット
７月SQを翌日に控えた木曜日。
期先（８月限）オプションでのカバードプットを組成した記録です。
夏枯れ相場によるIV剥げに期待！！
カバードコール（先物ミニL・コールS）
盛っているコールIVを売る → 先物を買ってデルタニュートラル（価格の方向性を消す）にする。
コールのIVが剥げることで利益になり、セータ（時間経過）も見方になる。
スマイルカーブが基本的に動くのあれば、先物上昇の方が利益になることが多い。
【デルタニュートラル、ガンマ・ベガショート、セータロング】
今回はこっち ↓
カバードプット（先物ミニS・プットS）
盛っているプットIVを売る → 先物を売ってデルタニュートラル（価格の方向性を消す）にする。
プットのIVが剥げることで利益になり、セータ（時間経過）も見方になる。
スマイルカーブが基本的に動くのあれば、先物下落の方が利益になることが多い。
【デルタニュートラル、ガンマ・ベガショート、セータロング】
７月１３日（木） 午後９時～
ワタシはベガ益を狙ってトレードすることが大半のため、SQ週は期近のスマイルカーブよりも期先のスマイルカーブを見ています。
ここ最近、期先（８月限）オプションのスマイルカーブはプット盛り傾向が続いていました。
ずっと様子見状態でしたが、この日はナイトセッションに入ってすぐに先物が３００円以上の上昇。
ここで更にプットが盛ったところで、カバードプットを組成しました。（午後９時３０分ころ）
今後は夏枯れ相場に入っていく可能性が高いと思っていたワタシにポジ組成に躊躇なし(。-`ω-)
スマイルカーブのイメージです。
スプレッドを組む時にはこんな感じになっていました。（前日比）
以前から盛り傾向だったプットが更に上昇。ATMのIVは１７．５%付近。
ここでプットを売って、デルタニュートラルにしてカバードプットを組成。
分かりやすいように大げさに書いています。
リアルタイムのスマイルカーブは、『ゑもんレポート』と検索すればyoutubeで確認することができます。ゑもん様が無料でアップしてくださっています(*^▽^*)
【参考】スマイルカーブ（IV）の基本的な動きは、
先物上昇 → プットIV上昇・コールIV下落
先物下落 → プットIV下落・コールIV上昇
先物ミニS ３２７７０
P３０２５０S ９３円
※斜線部分は７月SQ前日にプットデビットスプレッドを組んで、見事に外れたポジションです。
その時のtweet ↓↓
損益チャート
デルタニュートラル
ガンマ・ベガショート
セータロング
組成後のtweet
当然ですが、IVが急騰する事態が起きれば即損切りを決行します。
今後の予定は、
- 通常の利確・損切り
- しばらくカバードプットをホールド
- コールが大きく剥げた場合はコールを買って、フルヘッジブルシンセを検討
って感じでいきます。
基本的にはシンプルなポジションで行くのが一番だと思っていますが、対応方法は全てマーケット次第です。
自分の都合ではなく、マーケットに合わせて動いた方が大きな失敗は防ぎやすいですよ(´▽｀*)
７月１７日（月）
この日は祝日。
土日に大きなニュースがなかったため、コールを中心にスマイルカーブは双方剥げ。
ATMのIVは１７％付近。
朝のtweet
７月１８日（火）
この日は朝から急騰したかと思えば急落。
不安定な動きをしていました。
先物上昇でプットが上昇。
ここまでは通常のスマイルカーブの動きでしたが、急落した時もプット盛りの動きは変わらないまま、、。
始値を下回ると更にプットが盛る心配が出てきました。
ATMのIVも上昇。
ポジションを見ても分かる通り、カバードプットはプット売りをホールドしているためプットIVが爆発したら危険です。
ここで無理をする必要性は全くないため、決済をしました。（午後０時台）
損益 ＋３万１，４８３円
先物ミニS ３２７７０ → ３２３９０
P３０２５０S ９３円 → ９９円
おしまい
カバードコール、カバードプットなどのカバード系スプレッドは比較的勝率が高いスプレッドです。
しかし、暴騰・暴落などによりIVが跳ね上がると大きな損失を被るため、ホールドしている時は注意が必要です。
マーケット環境によりますが、無理にホールドすると利益を全て吹き飛ばして退場になってしまう可能性もあることを忘れてはいけません。
これからも勝つことより、負けにくいこと&上手く負けることを優先してトレードをしていきます。
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