スプレッド考察
取引単位が10分の1になって誕生するミニオプションとマイクロ先物。
リスクが減って、オプションに参入する個人投資家も増えてくるのではないか?
私はそう思っています。
ミニオプションであれば、ミニオプションに合わせた戦略を組むことができる。
今回、ミニオプションに優位性があるスプレッドとして思いついたのは、
『フリートレード』
それでは考えていきましょう。
Xserverドメイン
メリット
- 少ない証拠金で取引ができる
- 損失を少なく抑えることができる
- 組成することができれば完全にリスクゼロ
- 組成に失敗したと思ったら、すぐにデビットスプレッドを組む
デメリット
- 板がスカスカになる可能性
- 利益が限定される
- 相場の方向性を当てる必要がある
- フリートレードを組んだ時点で、単騎ポジションの含み益を放棄することになる。

ゆるくならこうするかも・・・
私はこのスプレッドが大好きです。
最近はあまり使っていませんが、このスプレッドを組むことができればリスクは完全にゼロにすることができます。
フリートレードが組成できた時のチャートの一例をあげておきます。(プットバックスプレッド)
プット買い 1枚 2万5,500円
プット売り 1枚 2万5,450円
買いと売りのプレミアムを同額にすることができれば、この様な損益チャートになります。

ご覧いただいて分かるように、スプレッドこのスプレッドは、想定に反していくら上昇していっても損失はゼロです。
反対に日経が下落してくれれば利益は25万円になります。(ミニオプションなら2万5,000円)
私がフリートレードを組成する目的でポジションを持つ場合、高確率で『オプション売り』からいれます。
これはトレーダーさんの完全な好みなので、当然『オプション買い』からいれても全然問題はありません。
むしろ、買いからいれた方が安全なので、オプションの扱いに慣れていない人は『買い』からポジションを取ることをおススメします。
オプション買いから入った場合、自分の思った方向に相場が上下してくれれば最高です。
プットバックの場合、2万5,500円のオプションを買って、2万5,250円のオプションのプレミアムと同額になったらこのプットを売るのです。
例えば、2万5,500円のプットを50円で買ったとします。この時の2万2,500円のプットは30円でした。その後、日経は下落。2万2,500円のプットが上昇して50円になったところで、このプットを売ります。これでフリートレードの完成です。(※詳しくはフリートレードをご覧ください。)
これは成功例です。

次に、上手くいかなかった場合です。
いつもお話している通り、『相場は思った通りにいかない』ことを前提にした取引をしてください。
相場が逆方向に進んでしまったとします。
この時の処置は簡単です。
- 損切りをする
- 2万2,500円のプットを早々に売って、デビットスプレッドにする
- プットデビットよりもファーにクレジットスプレッドを組成して、ロングバタフライスプレッドにする
そうすれば、利益も損失も限定されます。
ゆるくの場合、デビットスプレッドにすることが圧倒的に多いです。
相場は自由に上下するので、いずれ価格が戻ってくる可能性が十分にあるからです。
そしてもう一つ、ミニオプションであれば計算したうえでのナンピンも全然OKだと思います。
しかし、ナンピンも繰り返せばリスクが大きくなります。
資金管理をしっかり考えたうえで行ってください。
また、このスプレッドは相場の方向性を当てることが第一条件ですが、スマイルカーブを見て割安のオプションを買う。あるいは割高になったオプションを売るという戦略を取れば成功率も上がるので、是非ともスマイルカーブを活用してください。
ゆるくのおススメ本!!(ゆるく図書館参照)
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