長生きするトレーダーは異変を察知している?

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相場の世界に生きるトレーダー

投資・投機をは言っても、個別銘柄、ETF、FX、先物、オプション、仮想通貨など、様々な投資対象がありますよね。

同じ投資対象で取引をするにしても、スキャルピング、デイトレ、スイング、長期投資など時間軸も様々です。

どの世界でも生き残ることは簡単ではありません。

残念ながら退場を余儀なくされる人もいます。

その反面、相場の世界で長年生きている人もいます。

その違いは何なのでしょうか?

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相場は不確か

ポジションを取ると、チャートの動きが気になって仕方ない。

投資を始めたばかりの時は、それが顕著だったと思います。

それが長期投資だったとしてもです。

私自身もオプション以外にも取引をしており、S&P500関連のETFも保有しています。

コロナショックの時、これからどれだけ米国市場が下落していくのか分からない総悲観の最中、私は数回に分けてETFを追加購入していました。

自信を持って購入していた訳ではありません。

この時は、米国株関連のYouTuberさんの中にも株を手放した。米国株には手を出さない方がいいと言っていた人もいました。

バイ&ホールドが前提と言われる米国ETFですら、そんな感じだったのです。

相場の世界に生きている人

『ここでいう相場の世界に生きる人』という定義は、専業トレーダーに限定するつもりはありません。

荒れている相場の最中に迷いながらも自分の考えを貫き、退場するような損失を出さなかった人です。

そもそも、純粋な専業トレーダーという人は少ないと思っていますので。

会社員との兼業、経営者であったり、他の収益がある人が圧倒的に多いからです。

個人的な考えですが完全な専業トレーダーよりも、他に収益があった方がトレードは上手くいくと思っています。

完全な専業だと、待つべき所でポジションを取ってしまうことが多々あるからです。

メンタルを正常に保つことも容易ではありません。

異変に気が付いている

多額の資金を失うことなく、総合的にプラス収益でいる人と退場する人とは何が違うのでしょうか?

長く相場に残っている人は『何か』に気が付いているのだと思います。

つまり『異変』に気が付いているのです。

ここで感じる異変は第六感のようなものと思う人もいますが、それとは全然違うものです。

データ・経験からくるものです。

テクニカル、ファンダメンタル、出来高、板、スマイルカーブなどの日々の分析から覚える違和感ではないでしょうか?

皆さんも知っての通り、テクニカル分析と一言でいっても、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、RSIなど様々です。

人それぞれ分析する対象が違っていても、日々分析をしていれば普段とは違うことに気がつく所があるはずです。

コロナショックは、日本の祝日に発生したためポジションを触れずにモヤモヤした気持ちになった人も多かったと思います。

この時になるまで、ここまで株価が暴落するとはほとんどの人が予想していなかったと思います。

コロナは以前からニュースになっていたのに、米国はどこ吹く風という感じだったからです。

お名前.com
コロナ暴落時

「いつか起きる」が実際に起きたのです。

矛盾するようなことを言いますが、暴落をドンピシャで当てることは不可能です。

どれだけ分析に没頭していたとしても、です。

重要なのは、暴落が起きてからの行動です。

普段から相場と真剣に向き合っている人は、すぐに自分の分析を振り返っているはずです。

ここで適切な判断を導き出しています。

日々分析や心構えができている人は、苦しみながらもどうにか対処することができたのではないでしょうか?

トレーダーさんによっては大きな利益を得た人もいたと思います。

暴落の初動で対処できれば、生き残ることはできます。

初動で退場するのであれば、そもそものポジションサイジングが間違っているのです。

ここが大きな分かれ道になるのです。

対処方法はそれぞれ・・・

では、どの様な対処をすればいいのか?

それは一概にはいえません。

投資商品によって全く異なってくるからです。

長期保有なら

私が保有しているS&P500ETFの場合、バイ&ホールドの予定だったためもちろん売ることはありません。

暴落が何年続くのか、二番底はいつ来るのか?ネット上がそんな話題で持ち切りの中、私は数回に分けて追加購入しました。

巷では、株価が高い時は「暴落がきたら買い増しするのになぁ。暴落早く来い!」などの意見が多かったのですが、いざ暴落が来てアルゴが滅茶苦茶になったチャートを見ていると買い増しを躊躇する人が多かったのです。

それどころか手放す人も多かったように思います。

はっきり言って不安になる気持ちはとってもよく分かります。

後になってから意見することなら誰でもできますから。

オプションなら

それではオプションだったらどうするのか?

この時私はオプションはノートレ状態でした。

合成スプレッドにもよりますが、ベガショート系は即解体します。

ベガロング系なら保有し、欲張らずに利確すると思います。

普段から最悪の事態に備えて

生き残る人と退場する人との違いは、「データ・経験から得られた対処方法の違い」からくるものが大きいと思います。

当然、暴落の初動だと判断に迷うこともあると思います。

判断が難しいと思った時は、レバレッジの効いた商品は手放しましょう。

もちろん損失が大きくなる可能性があるものだけですよ。

現物であれば、少し様子を見ても良いと思います。

普段から鉄則のルールを作っておくことをおススメします。

特に重要なのは損切りルールです。

これを徹底しないと、いくらトレードで利益を伸ばしてもいつかは利益をなくしてしまいます。

普段から相場に向き合っていれば、最悪の事態を想定した対処法を考えているはずです。

みんな考えてるよ!!

そんな声が聞こえてきそうですが、実際にアルゴで下がり続けるところや、激しく上下するさまを見ていると平常時の決意は揺らぎます。

米国市場は何度もサーキットブレーカーが発動されていたのです。

チャートが長時間動かないのです。

明らかな異常事態。

冷静でいろという方が難しいですw

私もそうでした。覚悟していたはずなのに。

暴落したら喜んでS&P500ETFを買っていくはずだったのに・・・。

もっともっともっと下がるんじゃないか?

二番底も来ていないのに買っていいのか?

悩んでしまいました。

大底なんて時間が過ぎてからでないと分からないのに。

備えているつもりでも、いざ本番が始まるとできないのです。

私はまだまだ修行が足りてません。

ですが、これで米国主要指標がダメになるとは全く思ってはいませんでした。

私がダメだったのは、大底を探ろうとした点です。

何よりも大事なのは利益を伸ばすことではなく、生き残ることです。

私はこれを心に刻んでいます。

Xserverドメイン

ついでの余談

どうでも良いことかも知れませんが、最初に明らかな暴落が起きたのは2020年2月24日(月)の祝日だったと記憶しています。

この日は第四月曜日でした。

米国市場は前週の金曜日にSQを終えてます。

それまではオプションの建玉を清算するために価格をキープする必要があった。

その直後の暴落・・・。

意図的とまでは言いませんが・・・。

それからは米国のSQ後の動きには警戒するようになりましたw

オプション取引の実践、リスク管理、メンタル面などについて書かれているおススメの本です。(ゆるく図書館参照)

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