オプション取引は先入観との戦い

225オプション
スポンサーリンク
スポンサーリンク

オプション取引をやっている理由

このサイトを見ている人のほとんどはオプション取引をしている、あるいは始めようとしている人が大半だと思います。

オプション取引をしているトレーダーさんは、「何でオプションを選んでいるのか?」ということを考える必要があります。

現物・先物のヘッジとして使っている人。私の様にオプションを主戦場にしている人。

理由は様々だと思います。

先物はデルタの方向性を当てないと利益を得ることができません。

価格の上下を当てたいのであれば、先物で利益を得た方が圧倒的に効率が良いです。

グリークスの管理や、スマイルカーブの観察をする手間も省けます。

オプションを中心に取引している人は、オプション独自の優位性を得るために取引をしているはずです。

Xserverドメイン

オプションの独自性(優位性)として、

  • タイムディケイ(時間的価値の減少)
  • ある程度の価格帯で収まれば、利益を得ることができる(クレジット、ストラングルなど)
  • デルタを当てなくていい
  • IVの収縮性
  • グリークスの動き

などがあると思います。

スポンサーリンク

クレジットスプレッドショートストラングルは勝率が高いスプレッドとして認識されています。

まさに、オプション独自の戦略といえるでしょう。

しかし、オプションにも当然デメリットがあります。

それは、『デルタを完全に無視することはできない』ということです。

ある程度経験値のある人なら分かると思いますが、デルタニュートラルにしたショートストラングルを組んでも、価格が大きく動いたら大きな損失が出ます。

トレンドが出て選定したストライクに価格が迫ってきたら、損切りを余儀なくされます。

クレジットスプレッドでも同じです。

フルヘッジブルシンセですらも、完全にデルタを無視することはできません。

その理由は、スマイルカーブが変動する要因の一つにデルタがあるからです。

スマイルカーブの典型的な動きとして、『先物が上昇すればプットIV上昇・コールIV下降』というものがあります。デルタを完全に無視することなどできませんよね?

『オプションだからデルタを無視できる』のではなく、『先物ほどデルタを気にしなくていい』と言った方が正しいでしょう。

お名前.com

オプショントレーダーさんのブログやTwitterを見ていると、先物チャート、オプション手口、空売り比率、RSI、米国指標など、本当に色々な方法で分析をしている人がいます。

少しでも勝率を上げるために、少しでも優位性を得ようと努力します。

それで先物が想定した動きと違う動きをすると、ストレスが溜まってイライラしてきます。

反対の動きが強ければ強いほど、「こんな動きをするのはおかしい。すぐに反転するはずだ。」と自分の過ちを否定することができなくなってしまいます。

相場に腹を立てても仕方がありません。何も変わりません。

人間である以上難しいですが、トレードにおいて過度な先入観は害にしかなりません

何度も言いますが、デルタを当てたいのであれば先物をやった方が良いです。

オプション取引をしているのに、デルタを当てることを重視し過ぎている人が多すぎる気がします。

オプションには他のグリークスもあるし、IVもあることを忘れてはいけません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました