プットコールパリティ

225オプション
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非常時に役に立つ仲間

自分が買っていたオプションがITM(インザマネー)になって嬉しい。

または、売っていたオプションがITM(インザマネー)になって損をしている。

なんていうことが出てきます。

ここで大きな問題が発生します。

多少のITM(インザマネー)なら問題はないと思います。

しかし、更にITMに入っていくと(ディープインザマネーともいいます)注文数を示す板がスカスカになってしまうのです。

株式投資をしたことがある人なら分かると思いますが、日経平均に採用されている銘柄なら流動性に問題はありません。

その一方でマザーズなどの一部の銘柄には注文数がとても少なく、不利な条件で売買せざるを得ないものもあります。それと同じ状態です。いや、それよりも遥かにひどいですね・・・。

ITM(インザマネー)になったオプションは、板のスカスカ具合がとても顕著になります。

試しに、DITM(ディープインザマネー)になっているオプションの板を見てみてください。

ドン引きしますよ。

こんな不利な条件でオプション売りを買い戻したら、とんでもないことになってしまいます。

そんな非常時に頼りになる仲間がいるのです。

その名を・・・プットコールパリティといいます!!

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プットコールパリティの式

分かりやすくするため、ここに式を書いておきます。

  1. コール買=ミニ買(+10)+プット買(+1)
  2. コール売=ミニ売(-10)+プット売(-1)
  3. プット買=ミニ売(-10)+コール買(+1)
  4. プット売=ミニ買(+10)+コール売(-1)

損失固定をする

これだけだと使いにくいので、例を使って説明します。

プット売り1枚を持っていました。しかし、残念ながら暴落が発生してしまいます。

自分が持っていたプット売り1枚を損失固定するにはどうすればいいですか?

簡単です。

同じ限月・同じ権利行使価格(ストライク)のプットを買えばいいのです。

株式投資でも買っていた株が下落した場合、損失を固定したいなら同じ銘柄を空売りすれば損失は固定されますよね?それと一緒です。

OTM(アウトオブザマネー)なら損失固定することは容易ですが、問題は想定外の事態が起きてしまい、いつの間にかDITM(ディープインザマネー)になってしまった時です。

こんな時に使うがプットコールパリティになるのです。

冷静に処理をする

DITM(ディープインザマネー)になり、板がスカスカ状態になってしまったプット売り。

ヤバい、ヤバいっ!!固定するためにはどうすれば良かったっけ?

一度深呼吸をして冷静になりましょう。

この場合、同じ限月・同じ権利行使価格(ストライク)のプットを買うことで損失を固定することができましたね?

上のプットコールパリティの式のうち、③を選びましょう。

プット買いで損失固定ができるのであれば、

ミニ売(-10)+コール買(+1)

をすれば、適正価格で損失を固定することができるのです。

プット売りがITMになっているということは、コール買いはOTM(アウトオブザマネー)になっているので、売買の流動性は問題ありません。

お名前.com

非常事態は発生する

相場において非常事態は必ず発生します。

いつの間にかDITMになってしまった。なんて可能性があることを頭に入れておくべきだと思います。

大地震などの天災、テロ、想定外の金融危機・・・。

何があるか分かりません。

常に最悪の事態を想定した取引をしていきましょう。

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