パソコンとにらめっこ
この時の私は常にパソコンとにらめっこをしていました。
機関投資家一つ一つの建玉、合計の建玉、個人投資家の建玉などを様々な角度から分析していきました。
個人的にアムロ・ゴールドマン・JPモルガン・野村は注意して観察していました。
日経が大きく動いた日には、どの大口が大量に売買したのかも確認していました。
毎日更新される大口の動向を見て、
「今回の仕掛けは〇〇(大口の名前)だったのかぁ~」
などと知ったかぶって、勝手に納得していましたw
お名前.com
この解析が正しかったかどうかは別にして、この時は毎日が充実していました。
その反面、毎日の建玉計算にかなり時間が取られてしまい、忙しい時は分析に時間が回せないことも多々ありました。
それだと本末転倒です。
私は建玉の計算をすることが目的ではなく、そこからどの様な動きをしてくるか予測するのが目的なのです。
とても疲れる作業でしたが、楽しかったです。
また、デビットスプレッドであればそれほど厳密に利確をする必要はなく、利益が一定の金額になったら決済するという感じなので、目を離していても問題はありません。
※合成スプレッドによっては目を離せないものもたくさんあります。
月によって利益はまちまちでしたが、悪い成績ではありませんでした。
「いや~楽しいなぁ。」
常にワクワクしてる状態。
↓ ↓ こんな感じ


努力が報われた・・・。
私の努力は報われた!!
てなことを考えていました。
はっきり言って、そんな大した努力はしてませんよね。
最初に比べればマシになっただけです。
オプション戦略は無限にあると言っていいです。
その手法は人それぞれだと思っています。
当時の私は根本的な部分が抜けていました。
それは後に書いていきます。
私は見逃さない
この手法を用いて数ヶ月が経ったころ、私はふと気がつきました。
「ゴールドマンの建玉、かなり下目線だなぁ・・・」
そうです。
あのゴールドマンサックスの建玉が超絶下目線だったのです。
既に一流トレーダーの仲間入りをしていた(と思っていた)私は、それを見逃しませんでした。
普段から建玉を観察している人はご存知だと思いますが、ゴールドマンの建玉は基本的に下目線であることが多いです。
しかし、この時のゴールドマンの下目線っぷりは半端なかったのです。
「これは・・・、来る。大きな暴落仕掛けが来る!!」
ゴクリと息を呑むと、私は自分の建玉比率を下目線に置くことを決めました。
その後も動きを観察していましたが、ゴールドマンの強い下目線は変わりません。
この時は何かがあって、いつ暴落が来てもおかしくない状況でした。(原因は忘れました。ごめんなさいw)
その暴落理由も、どこにでもある暴落陰謀説みたいなものではなく、しっかりしたものであったと私は判断していました。
アムロは上目線だけど、ゴールドマンは超下目線。
ゴールドマンがこんなポジションを取るということは、強い確信があるということ。
私は更に下目線のポジションを積み増します。
今のところ先物に大きな変化はない。
フラフラと狭い価格帯を行ったり来たりしていました。
この様なはっきりしない動きが長ければ長いほど、爆発した時の動きは凄まじいものがあります。
私は焦らずに、その時を待ちました。
Xserverドメイン

時は来た
昔に比べて少し成長した私は、「その時」が来るのをじっと待ちました。
SQまでは2週間。
大口が仕掛けるには十分過ぎる時間です。
ゴールドマンのポジションに変化はありません。
この手法にしてから、ここまで極端なポジションを取ったことはありません。
Xserverドメイン
先物はダラダラと動きならがらも、少しだけ上昇していましたが気にするほどの動きではありません。
タイムディケイに伴い、ジリジリと損失は大きくなってきます。
ここで焦ってはいけません。
メンタルが乱れないように気をつける必要があります。
まだ慌てる時間ではないのです。
ゴールドマンが玉を入れ替える様子はなし。
よしよし。
ゴールドマンが建玉を大きく入れ替える様子があれば、損切りを決行しよう。
ついにSQ週に突入。
SQには魔水と呼ばれる魔物がいる。
SQを直前に迎えた水曜日(辺り)は波乱が起こることが多いのです。
実は私、これを待っていました。
SQ前週には最初から期待していません。
少しだけ上昇。
タイムディケイと重なり、含み損は膨らみます。
しかし、今回は普段はやらない。強い下目線のポジション。
ある程度の下落があれば損益は一気に逆転して、爆益になります!!
私にはゴールドマンがついています。
そしてついに来ました!!
思ったより遅かったのですが、しっかり来てくれました。
ドーン!!
やっと来たー!!
上昇だー!!
え?
上昇?
じょうしょう??
・・・。
・・・。
・・・。

こんな感じになりました。
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