ショートストラングル

ショートストラングル
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ショートストラングルはショートストラドルの親戚みたいなものです。

日経(ATM)から離れたコールとプットを売る戦略で、ショートストラドルよりも広い価格幅で組むことができます。

このスプレッドもショートストラドルと一緒で、利益限定・損失無限大になります。

ポジションの具体例として、

日経2、万8,000円の時に、

     コール売り 2万9,000円(プレミアム150円) 1枚

     プット売り 2万7,000円(プレミアム300円) 1枚  

という感じで、日経から一定額離れたコール・プットを同じ枚数売るスプレッドです。

具体例として日経(ATM)から1,000円離れたオプションを売っていますが、違う価格帯のオプションでも全然構いません。

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メリット

  • ショートストラドルより勝率が高い。
  • ショートストラドルより低い証拠金でポジションが取れる。
  • ある程度の相場観で利益を得ることができる。
  • 少し相場が動いた位であっても、利益を得ることが可能。
  • 膠着相場に有効。

デメリット

  • 日経(ATM)から離れているかため損失に耐えてしまい、大きな損失につながる。
  • IVが跳ね上がると、コール・プット両方で損失になる可能性もある。
  • 相場が大きく上昇・下落すると損失になる。

注意点

ショートストラングルを使うトレーダーはとても多く、複数の機関投資家も同様のポジションを取っています。

どんなスプレッドでも完璧なものなどはありません。

いくつか注意点をあげておきます。

  1. 相場がどちらか一方に進んだ場合、片方の損失が大きくなる。
  2. 損失が膨らむと、必要な証拠金が一気に増える。
  3. 遠くのオプションを売る=高いIVを売ることにる。
  4. 相場が一方に進むに連れ、ガンマベガが大きくなる。超危険状態!!

このポジションを組むのであれば、利確・損切りラインをあらかじめ決めておいた方が良いでしょう。

ポジションの取り方によっては、かなり高い確率で勝つことが出来るでしょう。

しかし、1回の大敗で利益を全て吹き飛ばし、一気にマイナスになってしまうスプレッドなので注意が必要です。

逆指値を設定しておくことは必須です。

単純な取引に見えますが、引き際がとっても難しいスプレッドです。

毎回このポジションを取り続けて退場していったトレーダーは数知れず!!

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